粋なお嬢さん

平日の昼間、空いた電車の中で彼女は一際目立っていました。年の頃なら二十歳そこそこ。まだ若いお嬢さん。時代錯誤の言い方かもしれませんが、お嬢さんという言葉がまさにピッタリ。

渋めの着物に黒い足袋を履いて、俯きがちに車両の端でドアに軽く身を預けて立っている姿は、まるで映画のワンシーンのようでした。若い子の着物姿というと、お正月か成人式、あとは観光地でと言う感じの姿を見かける程度です。ふとした動作にも違和感を感じつどころか、着慣れた感が漂ってきます。

若い子の綺麗な着物姿を久々に見た気がしました